深海魚

花びらに埋もれてこのまま 死んでもいいと思った

「コインロッカー・ベイビーズ」を観劇してキクに落ちたジャニヲタの話

「コインロッカーベイビーズ」7/3千秋楽公演を観劇しました。

 

1幕の途中までは舞台の構成とか原作からどう引っ張って脚本を音楽劇らしく再構成しているのか、とかそういうことを考えてみていたんですよ。
あとはしちゃん可愛いなー、胸筋プルプルしてるなぁーとかそんな邪なことも考えつつ←
ハシのパンイチからのDが股間撫で上げするもなかなか衝撃的でこれが1番ファン的にキャーのやつかなぁ、なんて思ってたら 

 

例のキスシーンですよ!!!


まずキクといるアネモネが可愛くて可愛くて!キクの素っ気ない目線は「雄…!」って感じのキュンじゃなくて、無性的なのにただ鋭くて…うまく言葉に出来ないんですけどそれを見た瞬間 あかん… って思いました。思ってたけどまぁそこまでは普通に観てたんですよ。


それで、キスしてるときのキクの顔が!!!!

め、めっちゃえろいんですよ……
スーパーイケメンな顔してキスしてるぅぅぅ無理………(嗚咽) って思いながら舐め回すように双眼鏡覗いてましたもう本当やばい…(語彙力の限界)
このときね、上手にいるキクと下手にいるハシが同時にキスシーンしてるんですけどいや、まじ目が足りないですから……2人一緒やめて…(合掌)となってた私が次に悲鳴をあげそうになったのはキクがアネモネの舌を指で掴むところで、「もう、、キク、好き、、、(降参)」って感じ。ごめんやからこれ以上キュンとさせないでフミキュン…()


その後ハシが母に会うということを知ってアネモネを払い除けてキクが歌うシーンでの狂気とも言える気迫とのギャップがすごくてほぼ放心状態で1幕が終わりました。

 

2幕開けて早々ムショの面会シーンで
キク「舌、出せ」

からのキスシーン!!!!!

どエロい!!!!!!
まじたまんないっすわ……ありがとう世界……(ポンコツ)
その後のキクの貧乏揺すりにすらトキメクもんだから参ったよ…。

 

それと後半で私が楽しみにしてたのはキクが「俺たちはコインロッカーベイビーズだ」というところだったんですけど、ここをサラッと「いや、俺たちはコインロッカーベイビーズだ」と言った後に「東京を爆撃だ!!」って言ったときのお顔がクソイケすぎてつらかったです…。河合郁人さんってこんなかっこよかったの???最高か…。

 

カテコではしちゃんが「1年中やってていい!」「絶対再演する!」って宣言したのを聞いて、この作品は2人にどんな影響をもたらしたのだろうかと2人のバックボーンであるABC-Zに興味が出てきましたし、2人にとってターニングポイントともなる この舞台を観に来て本当に良かったと思いました。
最後に舞台上にはしちゃんと郁人さんだけが残ったときに郁人さんの挨拶で、思わず涙が流れてそれを堪えながら話そうとしているのを見て郁人さん好きになるしかない…ってなりました(軽率)

そんな郁人さんをハグしながら肩をポンポンとたたいたはしちゃんもso cuteでした!


だいぶポンコツモードで勢いよくだけでここまで書いちゃったので最後は真面目に色々思ったことを書きますね(今更)

コインロッカー・ベイビーズ」という作品自体素晴らしくって、音楽をエレキギターをメインに構成することで退廃的かつエネルギッシュな原作の雰囲気を守っていたし、はしちゃんはとても繊細なハシをよく表現していました。狂気という面では繊細が故にキクよりもハシのほうがそのような演技を求められることも多いんですけど、はしちゃんはもう目がハシだった。とてもヒリヒリするような演技でした。原作では幼いころの描写がもう少し多いんですね。孤児院にいって、2人は孤独だった。荒れた2人の子どもは鼓動の音とともに過去を封印するんですね。そして君江に引き取られてから、ハシが催眠術で覚醒しかけて引きこもる前のハシはキクよりも世渡りがうまく友達が多かった。キクは高跳びに打ち込むことでしか自分を解放できなかった。そんなハシとキクは大人になるとマイノリティーの世界で生きることしかできないハシと問題を起こす前のキクは君江のことを大切にするなど比較的真面目な青年だったのだと思います。構成上、ある程度省かないといけないところを考慮しても、舞台上の2人はそんなハシとキクの背景すら身に纏っていたように思えました。きっとすごく勉強したんだろうな、と。

 

 

本当に素晴らしい舞台でした。音楽劇なのに小説の要素を壊さずに、村上龍さんがコインロッカーに乳児置き去りの事件を見て構想を練った空想の話なのにまるでそこにいるのは生身の人間のようでした。


再演の際にはキクのファンとしてまた観に来たいです。本当にお疲れ様でした!