深海魚

花びらに埋もれてこのまま 死んでもいいと思った

好きなアイドルを追いかけたら台北に辿り着いた話

 

 

関ジャニ∞初の海外公演、GR8EST in Taipeiに参加しに1人で4泊5日の台湾遠征をしてきました!


関ジャニ∞ファンクラブからのオフィシャルツアーもあったのですが、貧乏学生には15万円はちと高すぎる…しかも一公演しか見られないんですよね、これ。

でも初めての海外公演はどうしても行きたい!!!!という思いが抑えきれず、個人手配で台湾に向かいました。

 

 

〜事前準備編〜


・チケット手配

まず一番大事なのが、公演のチケット手配。

非公式の代行サイトがあるらしいと聞いてはいたのですが、イマイチ信用できず。(現地で当日になってチケットが受け取れるかの博打は流石に海外では打てない…というのと、多額の代行代金を払ってもチケットが届かなかった、なんていうKポファンのツイートを読んで怖くなった)

きんき剛担で台湾に在住している友人がいましたので、その方にダメ元でチケット手配をお願いしたら、ありがたいことに快く引き受けてくれました。

現地のFCはないので、tix Craftというサイトが公式で一般販売していました。しかしこれが、4分で売り切れるほどの超激戦チケット。(その後ちらほら再販していたとのことですが)

もし私が自分自身で購入しようと思ったら、慣れない台湾語のサイトに手こずっている間に売り切れていたと思うので、チケットをお願いしていてよかった…!

そうして、無事に2日間のチケットを確保することができました。

公式FCツアーは申し込んで座席が分かるのが当日だったらしいのですが、こちらのtix Craftでは座席の近さによって料金設定が異なり、近いアリーナ席だと4200元(日本円で約16800円)、一番遠いスタンド2階席だと800元(約3200円)でした。そして、申し込み時に座席まで選択できるシステム。

ただ、本当に秒速で売り切れたので、座席選択する余裕はほぼなかったそうです。


チケットは、台湾国内郵送or会場引き換えらしいのですが、会場引き換えの際はパスポートの提示等、身分証明チェックがとても厳しくなっていました。

公演当日の開演前に会場内のカウンターでチケットの引き換え場所がありました。現地でチケットの斡旋業者もあるそうなので、転売防止なのかなぁ、なんて思いつつ。しかし、入場の際は驚くほどにノーチェックで、チケットさえあればすんなり入場できました。

チケットの引き渡しの関係で、自分が入らない公演なのに、わざわざ台南から来てくれた友人には本当に本当に大感謝です。この方が居なかったら、私は今回の公演に参加できていませんでした。

 


・航空券

JALのクレジットカードや、JMB WAONカード等で ちまちま貯めていたJALマイレージ(20000マイル)を使って往復航空券を手配しました。

なので、交通費は空港使用料の往復約8000円分のみ! 台風の時期だし、関ジャニ∞は公演があるごとに台風を呼び寄せがちなところがあるので、LCCではどうも不安だったのでレガシーがよかった。

って思ってたら、まさかのその前にあった台風で関空があんなことになって、直前までヒヤヒヤしていましたが、21日(出発日)に完全復旧。

関空ありがとう、君のおかげで関ジャニ∞に会えたよ……ちょっと交通は不便だけど大阪府民としてこれからも君を推すね……

 

 

・宿泊

ホテルは、前回台湾旅行をしたときに利用した1泊1万円くらいのクラスの東区のホテルを台北公演が決定した瞬間に秒で抑えました。(ホテルを抑えるのは時間との勝負だということを、日本で学んできたヲタク)

ホテルは会場の台北アリーナまでも徒歩で行ける距離でめっちゃ使いやすかった。

しかしながらマイレージで航空券を手配したため、予定していた24日の便が取れないというトラブルが発生しました。そのため、台北市内のゲストハウス(1泊3000円)を予約して、25日の飛行機で帰ることになりました。

ゲストハウスの滞在が個人的に大正解だったので、そのエピソードも後述します。

 

・通信

ひとり旅ということで、Wi-Fiは必要不可欠でした。私はSIMフリーじゃないスマホを利用しているので、Wi-Fiルータをレンタルしました。

色々なサイトがありましたが、利便性と価格でGLOBAL WIFIを選びました。

4G 500メガの大容量プランで5日間。

色々と保証をつけると本当に高くなってしまうので、最低限度の保証をつけて、モバイルバッテリー等の付属品もキャンセルすると、このくらいの値段になりました。

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滞在中はGoogleマップ台北のMRT乗換アプリ、LINE、そして息をするようにtwitterを開いて、時々写真も投稿していましたが、通信量はこれくらい。

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通信は心配していたより重くなく、普通にサクサク動いてよかったです。

でもホテルに帰るとWi-Fiがあるので、大容量プランじゃなくても良かったかもな、と思っています。

 

〜台湾珍道中編〜

 

1日目

昼過ぎに桃園国際空港に到着。

換金は絶対日本じゃなくて到着後!とどのサイトでも言われていたので桃園空港で換金。

台北市内に向かうために、悠遊カードを購入しようとしたのですが、500TWDぴったりないと購入できないようで、両替ついでにタピオカミルクティを購入して飲みきってからようやくカード購入! 

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悠遊カードを使うと、ただでさえ安い台北のMRTが割引されたり、タクシーの支払いもコンビニの支払いもワンタッチで完了する代物だよ!!超便利です。

 

MRTで台北駅まで向かいます。去年台北に来たときはまだMRTの空港線が開通していなかったので、バス移動だったのですが、45分〜1時間ほどで直行できるようになっていてめちゃくちゃ便利になっていました。しかし、車内がめちゃくちゃ冷房が効いていてお腹が痛くなってしまった……

 

台北駅からホテルのある駅までさらにMRTを乗り継いでホテルチェックイン。

少し休憩してからマンゴーかき氷を食べに向かいました。

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マンゴーが濃厚で、上に乗ってるマンゴージェラートも美味しくて最高に最高でした…

ちなみにオフィシャルで配られた観光パンフレットの大倉くんのページで紹介されていた、と後から知りました。

 

そこから、士林夜市に向かいます。

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お目当はフライドチキンと胡椒餅でした。フライドチキンは決して小さくない私の顔より大きくて、半分も食べられなかった…! これ2つで120TWD(約450円)って安すぎか。

明日の公演に向けて、混み出す前に早々にホテルに帰って、コンビニで買ったビールを飲んで就寝しました。

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さっぱりとした味わいの台湾ビール。マンゴー味とグレープ味は苦みが全くなく甘くてほぼチューハイ。

 

2日目

台北公演だけグッズが大幅に変更されていたこともあって、グッズは絶対に欲しいな〜と思っていました。

朝ごはんついでに8時ごろ会場を覗いてみると、まだ全然人がいなかったため、一時退散。9時ごろに戻ってみると、ちらほら人が集まりだしたので、そのまま仮の列をつくって待っていました。その後、警備員さんがやってきて、木陰で待機していると、あれよあれよと人が増えてきました。

そのとき前に並んでいた大倉担の台湾エイターのJさんと1人で並んでいるもの同士、仲良くなりました。暇つぶしでずっとスマホを触るのも、バッテリーが切れそうで怖かったのですが、日本語が上手なJさんに台湾のヲタク事情を教えてもらいながら話をしていました。

国境を超えても、「関ジャニ∞」「ジャニーズ」という共通の話題があると全く話が尽きない…! 

そしてJさんのおかげで、並びながらもお手洗いに行ったり、コンビニに買い出しに行ったりすることもできました。あなたがいなかったら5時間は耐えられなかったです…!

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↑コンビニで購入した、命の甘い水こと濃厚セイロンミルクティー。これが はちゃめちゃに美味しかった。

 

そして無事にグッズを購入することができ、Jさんと遅めのお昼ご飯を食べに行きました。(ちゃっかり連絡先を交換して仲良くなった)

Jさんは、次の日の23日公演のみ参加するとのことだったのですが、わざわざ台北アリーナまで送ってくれて、私の開演時間までお話に付き合ってくれました。さらに会場に着くとJさんの友人の亮亮(リャンリャン)担さんとも合流し、亮ちゃんの顔の尊さについて語りまくるような、とっても愉快な方で、楽しかったです。

 

22日の公演は、歓声の凄さに圧倒されながら 初めての海外コンサートならではの緊張感があり、言葉にならないほどの感動がありました。そして、なにより台北アリーナはすごく距離が近くに感じる会場で、自担の麗しさにときめき、ファンの一体感も肌で感じられました。

 

3日目

22日のMCで「牛肉麺」を村上くんが気に入っているという話から、私もトマト牛肉麺を食べに行きました。

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トマト牛肉麺。さっぱりしていて、ごろごろと柔らかく煮込まれた牛肉が入っていて美味。

 

そこから国父記念館に行って、孫文ミュージアムや台湾の画家のミュージアムを見て、一時間に一回ある、衛兵交代式を見ました。

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そして、Jさんと西門で待ち合わせて紅楼に雑貨を見に行きました。(昨日仲良くなったばかりなのに、観光まで付き合ってくれる優しさのかたまりのJさん…)

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CoCoのパッションフルーツナタデココタピオカジュース!さっぱりしていて美味しかった〜!45TWD(約160円)でこのクオリティって最高すぎる。

そして西門からアリーナまでは1本のMRTなので、まっすぐ会場に向かいます。

 

会場でJさんと錦戸(リャンリャン)担の友人さんと、その妹さんと合流して関ジャニ∞STOREに行ったのですが、大盛況ですごい行列だったので、諦めて会場に戻りました。(台湾エイターのお三人は日本語がとてもお上手で、私に合わせてずっと日本語で喋ってくれてました…ほんとなんだろうこの優しさは)

 

 23日の公演が終わると、Jさんと一緒にご飯を食べながら感想会をしました。エイトが喋っていた、わからない台湾語を沢山教えてくれたのが本当にありがたかったです。私はあんな一部の言葉すら分からないのに、好きなアイドルのために日本語を習得している台湾エイターさんは本当にすごい。尊敬します。

 

4日目

Jさんがわざわざホテルまで迎えに来てくださって、Jさんのご友人の滝沢&村上担の方とご飯をしてきました。

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五色の小籠包と、空芯菜、タケノコのようなもの、豆腐の蟹卵煮、海鮮と餅の醤油炒め…と日本で食べられないお料理をセレクトしてくれました。 どれも美味しかった〜!さらには2人にご馳走になってしまって、有難いやら申し訳ないやら…。

昨日の公演の話をしながら、心もお腹もいっぱいになりました。

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デザートに食べた豆花のタピオカも最高に美味しかった。

 

そこから、ゲストハウスのある場所までバスに乗って2人が見送ってくれました。

バス停で「大丈夫、1人でたどり着けるよ〜!」ってお別れしようとした瞬間に、私が道を間違えてしまったために、爆笑しながらゲストハウスまでついてきてくれました(申し訳ない限り)

そしてお世話になりまくったお二人とお別れして、ゲストハウスに到着しました。

 

 

オーナーさんに、「中秋節のBBQパーティするんだけど参加しない?」と誘われたので、喜んで参加しました。

旧暦で行事をする国では「中秋節に1人でいるのは寂しい」感覚になるのだそうです。そして、台湾では中秋節に路地でBBQする風習があって、実際にコンビニ店員が営業中に店の外でお肉を焼いている姿を見かけたり、そこら中がもくもくしていたり…

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肉や魚、キノコ、タケノコのようなものを焼きながら、マンゴーのピクルスをおつまみにビールで乾杯しました。

ゲストハウスに宿泊しているデンマークカップル、ご近所の方、その他にも沢山の国から来た人が参加していて、中国語と英語をお互いに翻訳しながら雑談して夜を過ごしました。

偶然にも日本に住んでいるベトナム人の方で、今回の台北のコンサートを観に来たエイターさんがいらっしゃって、東南アジアのヲタク事情なんかも聞くことができました。やっぱり最近はどの国でもK-POP人気は凄まじいそうです。

最後に月餅を食べて、宴は終わりました。

台湾の文化に触れることができて、結果的にゲストハウスに延泊したのが正解だったなぁと思います。

 

次の日の朝に、ゲストハウスを出発し、桃園空港に戻りました。

 

好きなアイドルを追いかけて、気づいたら台湾まで来ていたけれど、多くの人に親切にしてもらって、とても楽しい旅になりました。

普段、日本のファンとしか関わることがなかった私にとって、台湾のファンの方と沢山お話できたことは本当に刺激的でした。

実際に話を聞くと、日本の住所がないとファンクラブに入れなかったり、NHKとわずかな日本の番組は映るけれど、観たい番組は見れなかったり。

それでも、私たちと同じように関ジャニ∞が大好きで、関ジャニ∞に会いたい気持ちも変わらない。

日本で当たり前のことが、海外のファンにとってはとても羨ましいことだったりすること。自国での公演を10年以上待ち続けていた、と語っていた言葉を聞いて涙が出そうになりました。

ここに来なければ、知り得なかったことが多くありました。

 

私は海外公演をする関ジャニ∞に会いたい、という気持ちだけで訪れたはずが、巡り合いのおかげで、日本で応援するということ、海外で公演をするということについて改めて考えさせられました。

 

 

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関ジャニ∞、14周年と海外公演デビューおめでとうございました!