深海魚

花びらに埋もれてこのまま 死んでもいいと思った

『亮ちゃんから電話あって』と君が言ったから九月九日は内亮記念日

 

内亮。

りょうち。

 

口に出すのは「りょうち」だけど、文字に書くのは「内亮」がしっくりくるな、とどうでもいいことを考えてしまう。

 


本日、2019年9月9日に更新された「ウチにおいでよ」を読んだ。

 


十五祭最終日、私は「内くんが十五祭に来ていた」というツイートを読んで、一度はリツイートしたものの、すぐにそのリツイートを取り消してしまった。

だって、今までも彼の姿が目撃されたという風の噂が何度もあって、嘘か本当かわからない情報に何回心を乱されたことか分からないほどだったから。

 

でも、もし、内くんがあの十五祭に来ていたのならば。

8人の歴史を辿り、8色のペンライトが灯る十五祭に来ていたのならば。

私はとても嬉しいけれど、内くん本人か関ジャニ∞が口に出さないのであれば「そうだったら嬉しいのに」という願いを心の中に留めるだけだった。

 


私は内くんの個人ページがつくられた連載開始時から、毎週のようにブログを読んでいるけれど、彼は大切なときに大切なことを伝えてくれるときもあるし、アイドルらしく下手な写真と日常生活の言葉で流してしまうときもある。

内くんの決して器用ではなく、良くも悪くも「正直すぎる」ところが出ているブログが大好きだ。

 

だから、内くんが十五祭に行ったとして、そのことを言及することは、きっとないんだろうなって、私は勝手に思っていた。関ジャニ∞と内くんの中の思い出としてとっておいてくれてもいいと思っていた。だから 正直、真偽について知ることすら あまり期待もしていなかった。

 


そして、月曜日の仕事合間の昼休み。

いつもの月曜日お昼のルーティン。内くんのブログを確認して、最後まで読んで、息が詰まりそうになった。

 


まさか、十五祭に行ったことを自ら触れてくれるなんて。

 

スクロールした指が止まったまま、何も言葉が出てこなかった。

 

まずは、あの場所に、内くんがいて、十五祭を見てくれていたこと。そして、彼が繰り返す感動の言葉に、胸を打たれた。

 


でも、ほんとうに内くんが伝えたかったのは、十五祭の感想じゃなくて「亮ちゃんが」電話で誘ってくれたということなんじゃないか、と私は思った。

十五祭に内くんを誘ったのは他の誰かじゃなく、亮ちゃんだった。

 


内くんにとって最初で最後の唯一のシンメ。

亮ちゃんにとって最初で最後の唯一のシンメ。

 


いつしかの「片割れ」の旅立ちの報道に、内くんは何を思ったのだろう。

さらっと亮ちゃんの名前を出しているけれど、きっとその想いは、深いところに根ざしているはずだ。

 


2007年、内くんが謹慎後、はじめて舞台復帰したプレゾンに観劇しにきた亮ちゃん。そして、そのとき涙が止まらなくなって最後まで観ていられなかったことを8周年のパンフレットで告白してくれたこと。

 


2012年、自らの言葉で当時の内くんのエピソードを語るのは最後だと言った亮ちゃん。「8人目の関ジャニ∞はあなたです」と、内くんと並び歩く未来を断ち切ったこと。

 


2019年9月3日、亮ちゃんが関ジャニ∞として立つ最後の舞台に内くんを誘ったこと。

 


それぞれ並列では語れないエピソードだけれど、こうやって考えると、内くんと亮ちゃんはそれぞれの節目の場に立ち会ってきた。

そして、関ジャニ∞として内くんについて言及するのは必ず亮ちゃんが筆頭だったことを思い出す。

 

一緒に活動していた期間はあまりに短くて、ファンには何も分からないんだけど、内亮にはとにかく夢が詰まっていた。

お互いがお互いの唯一だってことが、隣り合うときも離れていても痛いくらいに伝わってきて、手を離して未来を諦めても、それでもなお、内亮を夢見てしまうくらいに特別だった。

 

 

 

たった3文の簡潔な文章を読んだだけなのに、1000文字以上に想いが文章となって溢れてしまった。

内くん、自分にだけ秘めていていい思い出を、「いま」ファンに発信してくれてありがとうね。

 

 

2019年9月9日、これから語られる内亮のエピソードがあったとしても、それは過去のものであったり、新しくエピソードが追加されたとしても「アイドル」と「そうでない者」という隔たりがあるだろう。

 

だから、これが「ジャニーズのシンメ・内亮」として、最後の記念日。

奇しくも内博貴くんの誕生日の1日前。

 

私は隣り合う姿を実際にこの目で見ることが出来なかったけれど、映像や画像で見る内亮はあまりに鮮烈だった。

すばるくんを内亮で挟む8人の関ジャニ∞の図は、8人時代の関ジャニ∞で最強の体制だと思ったよ。

いままで、内亮を夢見させてくれてありがとう。

 

二人の未来に幸多からんことを!

 

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