深海魚

花びらに埋もれてこのまま 死んでもいいと思った

関ジャニ∞の渋谷すばるくんへ

 

関ジャニ∞渋谷すばるくんへ」

 

こう題名を書いてみたものの、なにひとつ考えは纏まらない。
だから思うままに、書きます。

 

今日、はっと目が覚めてTwitterを開くと信じられない文字の羅列があった。テレビをつけると安田くん以外の6人が映る会見の映像が流れていた。みんな神妙な顔をして、スーツを着て話していた。そこで理解できたのは「すばるくんが事務所を退所して関ジャニ∞から離れること」だった。

数日前から、週刊誌で報道されていた件は本当に冗談だと思っていた。こんな記事、誰が信用するんだろう、と。私も、周りの関ジャニ∞が好きな友人も一蹴して笑い飛ばしていた。

 

だから会見を見てもなお、こんな悪い冗談、誰が信じるんだろうって思ってた。
ドッキリにしてはタチがわるいよ、なんて。

 

 

 

ほんとうは分かってた。これはほんとうのことなんだって。

 

 

各メンバーからのコメントが流れてきて、ようやく実感がわいてきた。
どのコメントも、それぞれが"それぞれらし"すぎて、泣きながら少しだけ笑ってしまった。 ああ、こんなときにも関ジャニ∞関ジャニ∞なんだなあ。わたしのずっと見てきた関ジャニ∞だと思った。

 

すばるくんが夢のために旅立つ選択をとったときに、「今日という日が来ないでほしかった」なんて言う横山さんや、関ジャニ∞よりも「幼馴染」としての言葉をかける村上さんや、しつこいくらいに引き留めながらも応援する錦戸さんや、あの場で渋谷すばるが大好きだと語る丸山さんや、あんなに納得のいかないようなコメントを出す大倉さんはいままで見たことのない表情をしていた。こんな関ジャニ∞は知りたくなかったよ。

こんなときに背中を打撲しちゃった安田くんは大丈夫かな。こんなときに心配ごとを増やすなんて、そういうところだぞ。まったく仕方ないんだから。



ずっと関ジャニ∞の音楽が大好きだ。

関ジャニ∞のメインボーカルはすばるくんだし、関ジャニ∞というバンドのフロントマンはすばるくんだ。

いままで、何度 関ジャニ∞の歌に救われただろう。気分が落ち込んだとき、眠れない夜、泣きたいときも、楽しいときも、いつも関ジャニ∞の曲を聴いていた。

だけど今は、そのどれもにメッセージ性を感じてしまって心が苦しくなってしまう。

 

音楽は関ジャニ∞を遠くまで連れてきてくれたけれど、すばるくんまで連れ去ってほしくなかったよ。

 

ああ、MCでクシャっとした笑みを浮かべるすばるくんが好きだったなぁ。
バラエティの言葉のチョイスが絶妙に面白いところが好きだったなぁ。
言葉で表現するよりもずっとずっと流暢に自己表現ができるのは音楽だったね。
ときに命を削るように、フロントマンとして6人のバンドを引っ張っていく歌声が好きだったなぁ。

いままでを振り返るたびに、これが「思い出」になってしまうことの切なさを覚えた。
過去形になんてさせないでほしかった。

 

「エイター」という言葉をくれたすばるくん。

誰よりも不器用なのに発する言葉ひとつが重いのは、とても真面目な人だから。器用に嘘をつけるような人じゃないから、たくさん苦労してるのも知ってた。すばるくんが一度決めたら、絶対に覆さない一本筋の通ったところを尊敬している。すばるくんには、ジャニーズ事務所では叶えられなかった夢があるんだね。

 

関ジャニ∞からすばるくんが居なくなってしまう日が来ても世界は簡単にまわるだろう。
6人の関ジャニ∞はまだ想像も出来ないけれど、関ジャニ∞を好きでよかったと私たちに思わせ続けてほしい。
関ジャニ∞を置いていくすばるくんは、誰よりも弱音を吐けない立場だろうけれど、絶対に負けないで夢を叶えてほしい。

 

 

いますぐ「すばるくんの夢を応援します」と心から言える、物分かりのいい大人になんてなれそうにないから、これだけは言わせてください。

ねぇすばるくん、夢ってそんなに大切なの?
遠くになんかいかないでよ。

関ジャニ∞の真ん中に立つ貴方を、これからも私はきっと探してしまう。