2020年を振り返る〜現場まとめ〜
2020年も残りわずかということで、ジャニーズの現場を総括していきたい。
今年はコロナ禍において、「配信」というコンテンツでのライブ・舞台開催や中継が増えた一年でもあった。
今年の現場数は 35公演。
(内訳: 現場 13公演、配信 22公演)
実際に会場に足を運ぶ回数としては減少したものの、配信購入数をプラスすると、去年の23公演よりめちゃくちゃ増えてます。
これは、単純に関ジュとSnow Manという掛け持ち先が増えたのと、ジャニーズネットオンラインが気軽にペイできるのが要因。
では、前置きはここまでとして、詳しく振り返っていきます。
《1月》
・1/1 KinKi Kids ThanKs 2 YOU @京セラドーム
年越カウントダウンと、元日の夜は京セラドームで迎えました。
・1/13 関ジュ夢の関西アイランド 2020 in 京セラドーム〜遊びにおいでや!満足 100%〜 @京セラドーム
関西ジャニーズJr.だけで、京セラドーム公演を行うというビックイベント、関ジュに推しはいなかったものの「こんなセンセーショナルな出来事、見逃すなんでジャニヲタの名が廃る!」とお友達にチケットを譲っていただいて参加しました。
ここで、佐野晶哉くんという推しを見つけることになったのです…。(参照: 阿部亮平さんと佐野晶哉くんに沼落ちした話 - 深海魚)
・1/25 罪のない嘘〜毎日がエイプリルフール〜 @COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
今は亡き、シアターBRAVA!が閉館して、大阪城公園に新しくできたホール。
辰巳くん主演舞台だったのですが、内容についてはちょっと深くは言及しません。わたしには、あの「コメディ」要素がちょっと合わなかったかな。
なお、辰巳くんはかっこよかった。
《2月》
・2/16 喜劇 なにわ夫婦八景 @大阪松竹座
大阪松竹座という場で、内くんを見るというのは、やっぱり特別な思いを抱いてしまう。
桂米朝さんの人生を描いた喜劇。内くんは米朝さんの息子であり、後に弟子となる 中川明を演じた。出演者の方も、大阪の方が多くてすごくアットホームな舞台でした。
このとき、コロナ感染の兆しは日本に迫ってきていて、ここからしばらく現場には行くことができませんでした。
ただ、配信という形でエンターテイメントを諦めないで続けてくれたおかげで、私は生きながらえることができたなぁと、いま振り返るとしみじみと思います。大袈裟じゃなく、本当に、配信がないと心のエネルギー不足になっていたと思う。
《3月〜5月》 現場なし
正直、今年の緊急事態宣言〜後の記憶があまりない。在宅勤務の体制をとることのできる会社だったので、自宅で仕事をするという機会が増えた期間だった。そして、新型コロナにより、仕事がめちゃくちゃ忙しくなった。(仕事が無くなるよりは有り難いのですが) わたしは仕事とプライベートの切り替えがなかなか出来なかったので、ちょっとこの時期はメンタルにきてました。ふぉ〜ゆ〜のLINEライブ配信を見ながら自宅でお酒を飲む時間だけが心の癒しだったな…。
《6月》
・6/17、21 Johnny's World Happy LIVE with YOU @ジャニーズネットオンライン
久々にジャニーズのエンターテイメントを摂取できた配信。わたしの人生にはジャニーズエンターテイメントがないと無理だということを思い知らされた時間であった。「Wash Your Hands」コロナが収束しても、きっと君のことは忘れないよ……。
《7月》
・7/24 If or…NEO @ジャニーズネットオンライン
いち早く個人の「配信」という形にトライしたのが村上信五さんというのは、なんとも感慨深い。ファンとのコミュニケーションをふんだんに取り入れながら、村上さんが10年間培ってきたイフオアの形態で、エンターテイメントを届けてくれた。
・7/28 Johnnys DREAM IsLAND 関西ジャニーズ公演 @ジャニーズネットオンライン
関西ジャニーズオールスターが届ける、ひと夏の思い出。公演前から、アンケートや、事前打ち合わせ風景の公開を行っていたメンバーカラーメドレーは最高以外の何物でもなかった。特に、Aぇ! groupと関ジャニ∞が「勝手に仕上がれ」でコラボしている様子は、胸が熱くなる光景だった。関西ジャニーズを牽引する関ジャニ∞、抜群のパフォーマンスの安定感を見せるジャニーズWEST、いままでの関西ジャニーズの色と打って変わって溢れんばかりにキラキラのなにわ男子、どこまでも反骨芯があり個性がぶつかるAぇ! group、フレッシュでキュートなLil かんさい、どれをとってもわたしの"大好き"が詰まった愛おしい配信だった。
《8月》
・8/8 Summer Paradise 2020 俺担ヨシヨシ 自担推し推し 緊急特別魂 松倉海斗公演 @ジャニーズネットオンライン
ノリと勢いで購入した、松倉海斗さんのサマパラ公演。いきなりギターを抱えて「LIFE〜目の前の向こうへ」を熱量たっぷりに歌うものだから、驚いてしまった。そして、堂本剛さんの「Panic Disorder」のパフォーマンス。まさか後輩でこの曲を選ぶアイドルが出てくるなんて、思ってもいなかった。
曲に対して自分なりの解釈を入れ込んだんだろうな、という「Street Blues」(関ジャニ∞)も良かった。松倉海斗さんの通ってきたアイドル像が、わたしが好きなアイドルと一致していて、良い意味で予想を裏切ってもらったような気分だった。この公演を観たことで、松倉海斗さんやトラジャへの関心が一気に高まった。
・8/8 Johnnys DREAM IsLAND 関ジャニ∞公演 @ジャニーズネットオンライン
多忙のため、大事をとって大倉くんがお休みし、4人の関ジャニ∞が大阪松竹座から届けてくれた配信。
ここ数年、関ジャニ∞は長く続いた7人の形態から、色々なことがあった。しかし、4人の関ジャニ∞であっても、彼らがステージの上に立てば、「関ジャニ∞」であることに変わりはなかった。
むしろいまの関ジャニ∞は、ひとりひとりの芯の太さがあるから、一人減っても大丈夫だと、妙に安心して見ることができた。どんなハプニングがあっても、ステージではいつでも笑顔と勇気を与えてくれる彼らだからこそ、わたしはずっと追いかけていたいのだと、改めて実感させられた。
・8/12 僕らAぇ! groupがbreakしそうですねん⁈@ジャニーズネットオンライン
新型コロナのため、公演中止となった春松竹の配信。関ジャニ∞横山裕がプロデュースした公演。
人気が出そうになり、調子に乗るAぇ! groupと、彼らを取り巻くプロデューサーが主軸となり、様々な番組の"パイロット版"にAぇ! groupが取り組むといった内容。コミカルな要素をふんだんに取り入れた舞台となっていた。この「お笑い」の要素を、無観客でやり切った彼らは本当に頑張ったと思う。観客の反応がなくても自分自身でやりきった、ということは今後の大きな糧になるはずだ。そして、新曲の「Break Through」がめちゃくちゃエモ曲で良かった。
・8/23 第24回 堂本剛 独演会 小喜利の私〜リモート剛で堂も初めましての陣〜第一弾? @ジャニーズネットオンライン
堂本剛さん、辰巳雄大さん、松田元太さん、松倉海斗さんという担当2人と推し候補の松倉さん、そして松松コンビを味わえる神配信でした。小喜利の私は、堂本剛さんがゆるっと天の声(日替わりの芸人ゲスト)と大喜利をしたりトークしたりするイベント。今回はつよしさんが仕切りで後輩がボケるという構図でした。松松の自由奔放さにハマるつよしさん、そして場を収めようとする辰巳くんがめちゃくちゃ面白かった。
・8/24、25 Johnnys DREAM IsLAND Aぇ! group公演 @ジャニーズネットオンライン
まさかのシンデレラガールからはじまった、松竹座でのAぇ! group単独ライブ配信。散々お笑いやバンドもやってきて、僕たち王道も出来るんですよ〜!といわんばかりのOPにやられた。Lil miracleのカバーもいろんな意味で見応えがあった。晶哉ちゃんだけノンアルジュース片手の「カンパイソング」に思わず笑顔にさせられた。関ジャニ∞のファンとしては、バンドカバーの楽曲が「旅人」「West side!!」というのも、いいところをついてきて痺れた。
《9月》
・9/4 第24回 堂本剛 独演会 小喜利の私〜リモート剛で堂も初めましての陣〜第二弾! @ジャニーズネットオンライン
めちゃくちゃ早めの小喜利第二弾。(でも、推しだらけの配信なんてナンボあってもええですからね〜)
今回も自由奔放松松と、松松に燃料をくべるつよしさん、ストッパーの辰巳雄大さんでお届けいただきました。辰巳くん、大好きなつよしさんと、せっかく一緒にイベントができたのに、なんて苦労人なんだ…と同情を隠し得ないレベルに松松が自由にやらかしてくれた。やっぱりYouTube育ちは一味違う。でも、いちばんの大先輩のつよしさんが松松を乗せていったことにも要因がある気がするので、第三弾があった暁には、辰巳くんをフォローしてくれる人員の配置を望みます。
・9/5 Aぇ! group Zepp LIVE 2020 STARTING NOW 413 @Zepp Namba
これが約半年、202日ぶりの現場。ここまで本当に長かった。まだまだ感染予防に気を抜くことはできない状況下で、ライブ開催にあたり制約はあったものの、やっぱり生の音を聞いて、目の前にアイドルがいる状況がいちばん心を揺さぶるのだと思い知った。詳しいレポと感想はこちらから。
・9/19 Endless SHOCK -Eternal- @梅田芸術劇場メインホール
SHOCKの番外編ともいえる、Eternalの世界観は、コウイチが亡くなって3年後を描いている。
今回のライバル役は上田竜也さん。これまで、内くんや屋良くんが演じるライバルを見てきたけれど、上田さんの演じるライバルは、良い意味でコウイチと対等だな、と思った。死が前提にあるEternalは、基本的にリカとタツヤの回想が主軸となる。SHOCKの本編では、コウイチの想いの独りよがりだったシーンも、リカの視点やタツヤの視点が入ることでより物語の深みを感じられた。
・9/26 堂本剛 平安神宮 奉納演奏 @ジャニーズネットオンライン
秋といえば、平安神宮ライブの季節。今回は参拝の映像からはじまり、厳かでありながら最高にファンクなひと時を、配信で過ごした。
こんな時期だから、こんな世の中だからこそ、平安神宮で神さまへ音楽を届けることはやめたくないというつよしさんの想いが伝わってきた。
・9/27 Travis Japan LIVE 2020 ENTER 1234567 @ジャニーズネットオンライン
トラジャちゃんたちのライブ配信。彼らの柔らかさ、ひたむきさ、パフォーマンス能力、どれをとってもわたしは大好きなので、今後がとても楽しみだと思いました。個人的見所はまさかの「JAM LADY」のカバーと、「The Red Light」を直近のKinKi Kidsコンサートの世界観そのままに表現した松倉海斗さん。揃ったダンスと、キラキラと光る個性。彼らが見る夢の舞台を、わたしは楽しみにしている。
・9/27 浪漫舞台『走れメロス』〜文豪たちの青春〜 @梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
ニョロっとしたサブタイトルでお察しの、あの演出家さん担当の舞台です。太宰治を演じる内博貴さんは、息を呑むほどに美しかった。内くんは無頼派の作家が本当よく似合うね…。「退廃的エロス」を背負えば天下一品なんじゃないかな?室くんの檀一雄も、ピュアで可愛かった。内くんの和装は本当に最高なので、あのお衣装姿はまた観たいです。
《10月》
・10/13 ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO @ジャニーズネットオンライン
堂本剛さんのソロワーク、ENDRECHERIの配信ライブ。FUNKな怒涛のメドレーから始まり、合間に挟まれる4回の換気タイム(兼トイレ休憩) 観てるファンに優しい設計の斬新な配信ライブだった。4時間を越える生配信、日付が変わった瞬間には、このライブは夜通し続くのかとさえ思われたけれど、つよしに因んで、244分間 24時04分に終了させるあたり、我々はつよしさんの掌の上で転がされているだけなのであった…。
・10/22〜25 Snow Man ASIA TOUR 2D.2D. @ジャニーズネットオンライン
初日から最終日まで、わたしは合計6公演観たのですが、本当に最高だった。家でリラックスしながら見てるだけのわたしも疲れるのに、Snow Manはずーーーっと踊り続けていてすごかった。Snow Manのフィジカル、めちゃくちゃ強いな…。そして、しんどそうな時ほど、振り絞るように身体を使う姿に胸を打たれた。最後の挨拶からも、彼らのいままでの苦悩や葛藤、負けん気や いまの状況への不安やぶつけようがない怒りもつつみ隠さず伝えてくれて、でも感謝の心は忘れず、これからへの想いをのせた言葉は、毎回心に響いてきた。1日3回公演でも、壁宙をし続けたいわだて、君たちマジでえげつないよ……
・10/24 滝沢歌舞伎ZERO 特別上映 2020 The Movie @南座
映画版 滝沢歌舞伎ZEROの先行上映。映画館ではなく、劇場で観る滝沢歌舞伎はやはり特別だった。次々と繰り広げられるジャニーズ・エンターテイメントに、窒息しそうになった。小判を降らすシーンでは、実際に頭上に降り注いでくるサプライズもあり、実質4D上映なのでは?などと思った。
《11月》
・11/6 放課後の厨房男子〜まかない飯とShall we dance? 篇〜 @松下IMPホール
今年が最後の厨房男子。ふぉ〜ゆ〜が包丁部(いわゆる料理部)の男子高校生をコミカルに演じる。ひたすら笑えて、音楽が楽しくて、観ているだけで自然と笑顔になれる作品。同い年、同学年のふぉ〜ゆ〜が先輩・後輩関係を演じる姿も面白かった。野澤祐樹くんが死ぬほどリア恋な役なので、度々殺される。やばいぞ。
・11/7・8 Winter Pavadise 2020 〜ふゆパラ〜 内博貴 @東京国際フォーラム
レポ・感想はこちらから。
やっぱり内くんの歌う大阪ロマネスクは特別だ。
内くんがライブという場を大切に思ってくれて、バンドだけでなくファンの要望に応えて踊ってくれている姿をみるのが、何より有り難いことだなぁと感じた。
・11/14 Winter Pavadise 2020 〜ふゆパラ〜 ふぉ〜ゆ〜 @東京国際フォーラム
わたしにとって、はじめてのふぉ〜ゆ〜の単独LIVE参加。
ふぉ〜ゆ〜は、ダンスのスキルの高さは言わずもがな、パフォーマンスの「魅せ方」が とにかく上手い。観客が飽きる暇もなく、次々と繰り出されるジャニーズエンターテインメント。ギャグ要素のお笑いあり、かっこつけるところはバチバチに決めて、声が出せないけれど サイレントでC&Rをして。ひたむきさもありつつも、大人の余裕なんかも感じられちゃうステージングにただただ魅了された。 大きなコタツでぬくぬくしながらゆったりMCを繰り広げるアイドルはふぉ〜ゆ〜くらいだよ!!!(褒めてる)
《12月》
・12/14 ENTA!3 @横浜 KT Zepp Yokohama 配信
今年はENTA!のチケットが取れなかったので大人しくお家で配信を観た。(大人のジュース片手に)
ふぉ〜ゆ〜が届ける、歌あり・ダンスあり・コントあり・トークあり・女装あり・舞台袖お着替え映像あり、なんでもありのエンターテイメントショー。ほろ酔いになりながらゲラゲラ笑いながら観るのが本当に最高なので、来年こそはビール片手に声が出しながら参加できる世の中になっていてほしい。
・12/24 X'mas with KinKi Kids gift selection 2020 @ジャニーズネットオンライン
荘厳なオーケストラの演奏のなか、白い衣装に身を包んだKinKi Kidsが贈る、極上の音楽配信。
1,500円でこのクオリティは流石にコスパが良すぎて不安になった。オーケストラの美しいアレンジを聴くと、KinKi Kidsは冬の名曲が揃っていることを改めて実感させられた。愛のかたまりがはじまった瞬間、白塗り顔に雪だるまコスチュームのKinKi Kidsがあらわれ、その後触れられることもなく何事もなかったかのように次の曲では元の姿に戻っていった。あれは、クリスマスイブが見せた幻覚なのかもしれない。
以上が2020年のジャニーズ現場総括となります。
・現場(ライブ・コンサート) 7公演
・現場(舞台) 5公演
・現場(その他) 1公演*1
現場小計 13公演
・配信(ライブ・コンサート) 17公演
・配信(舞台)2公演
・配信(トーク)3公演
配信小計 20公演
合計 35公演
非常事態宣言発令後〜6月までは、ジャニーズの配信の体制も整っておらず、行くはずだった公演のチケットを払い戻すばかりの生活に心が折れそうだった。
けれど、いままでにない「配信」という形で エンターテイメントを届け続けてくれたジャニーズのおかげで、日々の生活に楽しみを見出せたのだと思う。
また、自宅にいながらも楽しむことができ、基本的に当落がない「配信」という形態のおかげで、Travis Japanといった気になるグループのライブを気軽に見ることができた。高倍率の現場に実際に行くのは難しく、DVDを購入するには敷居が高いような場合でも、配信というのは非常に有効な手段であると感じた。
秋頃からは現場に行けるようになったものの、歓声を上げての応援が禁止されたり、フェイスシールドの着用が義務付けられたりと「いままで」のライブ形態とはまた違った形での対応が求められている。
これが、いつになったら日常に戻るのか分からないけれど、アイドルの生のパフォーマンスが与えてくれる力の大きさを知ってしまっているからこそ、また いつもの日常が戻ってくるときを祈っている。